大学生活を計画してみる会 2025
立命館生活協同組合では、新入生とその保護者を対象に、5月17日(土)に「大学生活を計画してみる会2025」を実施いたしました。当日は3名の先輩学生にご登壇いただき、大学生活をどのように過ごしたかについてお話を伺いました。
今回は、そのダイジェスト版として、先輩学生にお話しいただいた内容と生協おすすめの商品をお届けします。
これからの大学生活を有意義に過ごすきっかけにしていただけると幸いです。
プログラム内容
➤オープニング➤先輩が語る大学生活4年間
➤生協がおすすめする「学び」商品
➤大学生活をシミュレーションしてみよう!
➤当日寄せられたQ&A
➤先輩からのメッセージ&まとめ
オープニング

なぜ、今「計画」が必要なのか?
皆さん、大学に入学して約2ヶ月が経ちましたね。「まだ2ヶ月か、4年間は長いな」と感じている人もいれば、「やっと2ヶ月終わった…」と感じている人もいるかもしれません。
しかし、大学生活の4年間は、皆さんが想像しているよりもはるかに早く過ぎ去ってしまいます。特に、長い夏休みや春休みを漫然と過ごしてしまうと、あっという間に時間は過ぎていくでしょう。
このセミナーでは、皆さんにこの4年間(6年間)を有意義に過ごすための具体的なイメージを持っていただくことを目的としています。

「やりたいこと」という大きな石を決めよう
本日は先輩たちの話を聞く中で、皆さんの大学4年間(6年間)、特にこの長い夏休みをどう計画的に過ごすか、その「大きな石」となる「本当にやりたいこと」を見つけてほしいと思っています。
このセミナーを通して、ぜひ自分にとっての「大きな石」は何になるのかを想像しながら、これからの大学生活を計画してみてください。漠然と4年間(6年間)を過ごすのではなく、目標を持って行動することで、皆さんの大学生活はより充実したものになるはずです。
先輩が語る大学生活4年間
登壇者の紹介
法学部2回生

生命科学研究科2回生

国家公務員として霞が関で勤務

インタビュー内容


本日ご参加いただいているのは、新入生とその親御さんなのですが、先輩の皆さんは大学入学前や入学直後に、「大学生になったらどんなことをやりたいと思っていたか」について聞きたいと思います。






それから教習所で自動車免許を取得しました。
そして1回生の春休みには、生協さんが実施している「テーマのある旅」という研修ツアーでフィンランドに行ってきました。


自動車免許を取るには通学制と合宿制があるのですが、僕の場合は、通学だとわりと時間がかかるので、暇な1・2回生のうちに早く取っておけと親から言われ、1回生の7月から教習所に通い始めました。
アルバイトは、最初は飲食店で働き、今は学習塾の講師をしています。飲食店のバイトを続けるという選択肢もありましたが、いろんなことを経験してみたいと思い、塾講師に転職しました。続けるという選択肢もありますが、1回生のうちはいろいろ経験してみてもいいのではないかと思います。

その後、夏休みの8月頃から部活が再開したので、関西に戻ってきました。入学前に当時実施されていた英語講座に申し込んでいたのですが、秋学期からはそれに参加していたという感じです。

私も1回生の時は英語講座に申し込んで、授業とは別で1年間受講していました。英語を勉強したいという気持ちもありましたが、英語講座は友達作りのために申し込みました。
アルバイトもいろいろやりましたが1回生では塾講師のアルバイトをしていました。小中高生といろんな年代の生徒に教えていましたが、特に中学生が中心でした。塾講師の中でもバイトリーダーになって、受験生との交流イベントや中学3年生への高校紹介イベントなどを企画していました。


また、一人暮らしをしていたので、最初は家事など時間がかかって大変でした。慣れるのも苦労したので、その分時間を使っていました。



Oさんはいかがですか?

実はアルバイトを頑張りすぎてしまって、2回生の時にストレスで体調を崩してしまいました。一人暮らしをしていたので、母や妹が時間を作って下宿先まで来て、サポートしてくれていました。

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TOEICは、私の学部は授業で受験が必須だったこともあり、そのために勉強しました。基本情報技術者は就職の時に役立つかなと思い取得しました。


TOEICは英語なので日々の積み重ねが大事で、日常の隙間時間を使って勉強していました。今でも英語はすぐ忘れてしまうのでコツコツ続けています。
勉強方法としては、資格の勉強も授業の勉強も、パソコンで動画やアーカイブを見ながらiPadに書き込んでいました。パソコンで動画を見ながらiPadを活用するのはとても便利でおすすめです。
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あとは過去問や予想問題集を解いていました。
TOEICは実際に問題を解いていくと2時間くらいかかってしまいますので、まとまった時間が取れない場合は単語などを重点的に隙間時間に勉強していました。
iPadは授業のレジュメに書き込むのに使っていて、先生が話したところやテストに出るポイントをペンで書き込んでいました。この方法はテスト勉強にも活用していました。私はノートよりも白いスケッチブックに書いて勉強するのが頭に残る方法だったので、授業のテスト勉強も資格の勉強もスケッチブックに書きながらやっていました。


また、就職先から内定式の時に卒業までに簿記3級を取ってくださいと言われたので、簿記3級を取得しました。
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私の兄が国税局で働いていて、2回生の夏頃から兄と同じく公務員を目指そうかなと思い始めました。
私はアルバイトをしていた時に勤務時間外でも仕事をしていたのに給料がつかないという良くない経験があり、休みや勤務時間がきちんと決まっている仕事がいいなと思ったのも理由の1つです。
3回生になる少し前に資格の学校で公務員講座に申し込んで勉強していました。3回生までに大学の単位を取り切って、4回生になったら実家から大学に通うと決めていたので、大阪や京都、神戸に学校があるところを選びました。週に2〜3回、多くて4回ほど通学していましたが、大学の授業や予定もあるので、行けない時はオンデマンドで勉強できる環境も活用していました。




コロナが明けた3回生の夏休みに学部のプログラムで2週間ほどシンガポールに行きました。
実際に行った感想は日本と全然違っていて、いい意味で適当な部分や人柄、壁がなく気軽に関わってくれるところが良いと思いました。私は寒いのがとても苦手なので、シンガポールの暖かさや美味しい食べ物も含め、自分に合っていてとても楽しかったです。
旅行でいろんな海外に行くのも良いですが、留学や海外体験などのプログラムを通じて海外の友達もできますし、実際に経験して楽しかったと思えるので、行きたいと思っている人はぜひ行ってみてほしいです。
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まず「テーマのある旅」とは何か、紹介していただけますか?

魅力は、専門のガイドさんがついていて、そのガイドさんが環境ジャーナリストの方やNPO法人の代表、現地の自治体公認ガイドなど素晴らしい方々で、普通の旅行では行けないような場所にも案内してくれます。一人で海外に行くのもいいんですが、このツアーに参加することでしか体験できない魅力があります。普通のホームステイや語学留学とは違う、「テーマのある旅」ならではの魅力があるので、私は1回生の春休みにフィンランド教育視察というプログラムに参加しました。


フィンランドの教育視察ツアーは、教育がテーマになっているのですが、元々人に何かを教えることが楽しいと中学の頃から思い始め、今は将来教員になりたいという夢があります。
また個人的な興味として英語も好きだったので、留学したいという気持ちと、教員関係の仕事をしたいという2つのポイントが大学入学前からあり、海外関連のチラシなどを探しているうちにこの「テーマのある旅」にたどり着き、春休みにフィンランドに行くことにしました。


かなり厳選しているのですが、どこへ行かれたかなどお写真を紹介しながら、お話しいただけますか?

左上2枚目は日本で言う小学校にあたる施設で、日本の教室は四角いのに対して、六角形や丸に近い形の教室で様々な角度から光が入る設計でした。
真ん中の2枚は保育園で、お昼寝スペースやカラフルな絨毯が敷かれていました。
一番右は保育園で園児たちが歓迎の絵を描いてくれて、自分たちで焼いたパイを一人一人に手渡してくれて嬉しかったです。
左下の2枚はムーミン美術館の写真です。
フィンランドはムーミンの原作発祥の地なので、訪問しました。左下の2枚目に写っているのが原寸大のムーミンで、意外と小さいんです。妖精という設定なのでこのサイズ感なのかなと思いました。
右下の2枚は図書館の写真です。最近注目されている施設で、本を読むだけでなくリビングのようなリラックスできるスペースがあったり、3Dプリンターや印刷機なども設置されていて、現地の人々の生活を支える施設という印象を強く受けました。


下の3枚はツアーに参加した方々の集合写真です。最初は教職に興味がある人ばかりかと思っていましたが、将来教員になりたい人はもちろん、北欧デザインに興味がある人やムーミンが好きな人など、様々な興味を持った方々が参加していて、枠にとらわれず気軽にフィンランドに行けるツアーでした。


海外に行く一番の魅力は、日本で写真や動画で風景を見るよりも、自分がその場に行って文化を肌で感じられることだと思います。現地の方々の雰囲気や人柄は直接話してみないとわからないもので、フィンランドで出会った方々は皆優しく、常に笑顔で幸せな国だなと感じました。
「テーマのある旅」は特定のテーマを持ったツアーだからこそ、教育や異文化交流、自然エネルギーなど同じ価値観や興味を持った人との交流が充実します。教育視察という学びの時間もありますが、フリータイムも十分確保されているので料理も楽しめますし、ヘルシンキ大聖堂のような貴重な建造物にも実際に足を運ぶことができます。
最後にまとめると、海外へ行く大きな目標として英語力を伸ばしたいという方が多いかもしれませんが、純粋に海外を楽しみたいという人にとっては、このテーマのある旅はとても魅力的でベストな選択肢だと思います。皆さんもぜひ行ってみてはいかがでしょうか。


いろいろなテーマがあるので、今日ご参加の皆さんもよければ一緒に体験してみませんか?
実は時間に余裕がある1・2回生の時期にどれだけ主体的に動けるかで、将来大きな差が生まれます。
先輩の体験談を参考に、ぜひ今から積極的に行動してください。
生協がおすすめする「学び」商品
<海外語学留学・海外体験>
生協では色々な海外留学を取り扱っておりますが、その中でも3週間~1・2か月の短期留学であれば、航空券や海外旅行保険などがセットになっているパッケージ型の【アクティブ】をおすすめしています。
Iさんががご紹介くださった「ヨーロッパピーススタディツアー」や「フィンランド教育関係視察」を含む【テーマのある旅】という海外体験プログラムをご紹介していますが、それとは別に【ディズニー・イマジネーション・キャンパス】というプログラムでは、フロリダのディズニーワールドでワークショップを経験する商品も大変人気となっています。
また留学に関しては、イギリスのオックスフォードに滞在して実際にオックスフォード大学のキャンパスで生活するプログラムもあります。これはオックスフォード大学の現役の先生が授業をしてくれるプログラムで、ハリーポッターに興味がある方にも人気です。残念ながら今年の夏休みのプログラムは、既に満席となっており、キャンセル待ちも入っています。もし興味がある方は夏のみのプログラムとなっておりますので、来年に向けて参加をご検討ください。
さらにレベルが上がりますが、海外インターンシッププログラムもご紹介しています。ひとつは【グローバルスタディ】海外で日系大手企業の海外戦略を学び、海外の学生と議論しながらビジネスモデルを考える実践的なプログラムとなっています。
もうひとつは【バレンシア国際カレッジプログラム】こちらは参加できる学部が限定されるのですが、フロリダのディズニーワールドで有給インターンシップを経験できるプログラムとなっております。対象学部の方はManabaに情報をアップいただいておりますのでご覧いただき、このあたりを目指してスキルアップしていくのも良いでしょう。
ただ、これをご覧いただいている皆さんは新入生の方が多いと思いますので、まずはメルボルンの異文化体験ツアーなどがおすすめです。これは「留学体験」ができるプログラムで、本格的な留学の前に「留学ってどんなものだろう」と経験できるプランになっています。こちらもぜひ検討材料に入れてください。
■ご相談は以下の各キャンパス店舗まで
・衣笠:至徳館ショップ
・BKC:リンクショップ
・OIC:OIC Shop
■お申込みはHPか下記店舗まで
・BKC:リンクショップ(3キャンパス共通)

<自動車免許>
IさんやSさんのお話もあったように、まずは自動車免許から取り始める方が多いのではと思います。免許の必要性は人それぞれかもしれませんが、企業によっては入社条件に自動車免許の取得が必須のところもありますので、免許は早いうちに取っておかないと、学年が上がるにつれて免許取得のための時間が取なくなることがあります。
実体験ですが、4回生の卒業直前の3月に「4月から社会人になるけれど、免許を取っていなくて会社から言われた」と来店された方がいらっしゃいました。しかし通学の短期取得プランは既に満席で、急いで合宿免許の空きを探しましたが、結局その方は卒業式に出席できず、ギリギリ入社式に間に合ったということがありました。そのようなことにならないよう、自動車免許は早めに取得されることをお勧めします。
■ご相談・お申込みは以下の各キャンパス店舗まで
・衣笠:至徳館ショップ
・BKC:リンクショップ
・OIC:OIC Shop

・27種類の資格の講義動画を年間11,000円(テキスト代別途)で見放題のサービスです。
・パソコンやスマホがあれば、時間や場所を選ばず学習を進められます。
・受講期間の1年間は、全ての講座の動画を何度でも、どれでも見放題です。
・「どんな資格が自分に合っているか分からない」という方にもおすすめです。
WEB資格講座は費用を抑えながら、自分のペースで様々な資格取得を目指したい大学生におすすめできるサービスですの、ぜひ自身のスキルアップやキャリア形成に役立ててください。

<公務員試験対策講座(3回生向け)>
・生協では公務員講座を実施しています。
・公務員には、国家公務員の総合職や一般職、地方上級(県庁や市役所の職員)など、多くの種類があります。生協では、これらの公務員を知るためのセミナーも行っています。
公務員受験は、公務員専願の方もいる一方で、最近では一般企業との併願の方もおられます。
就活は年々多様化しているので、焦ることはありませんが早めにアンテナを張っておくことが大切です。

・iPadの有無で、大学生活の充実度が大きく変わります!
・リュックに入れたマイボトルから水が漏れてiPadが水没するという事故が頻発しており、これらはメーカー保証の対象外です。
・4年間の動産保証が付帯し、ノートテイクに不可欠なApple Pencil ProとセットになったiPad Air特別セットを買えるのは、2025年5月30日まで!
■購入のご相談・お申込みは以下の各キャンパス店舗まで
・衣笠:至徳館ショップ
・BKC:リンクショップ
・OIC:OIC Shop
大学生活をシミュレーションしてみよう!

このコーナーでは、Zoomの投票機能を使い、参加者の皆様に様々な質問へ投票いただきました。
投票結果はその場で共有し、他の参加者の皆さんの考えも参考にしながら、事前に送付させていただいたプランニングシートの右側をご記入いただき、ご自身のプランニングを完成させるという流れになっております。
なお、左側の「ウィッシュリスト」には、入学前や入学直後にしたいと思っていたこと、また今後追加で始めたいことがあればご記入ください。
❶ 大学生でやりたいと思っていることは?(複数選択可)
➋ 今すぐ始めたいことは?

➌今年の夏休みにやりたいと思ったことは?

➍ 春休みにやりたいことは?

➎ 2回生でチャレンジしたことは?

当日寄せられたQ&A
私は体育会の部活に入っていたので、週5日(火・水・木・土・日)で部活をやっていました。部活動に入ろうと思ったら頻度的にはそれくらいになると思います。
一方、サークルは週1~3回程度が多いと思います。例えば月・水・金でサークル活動がある場合でも、水曜日は授業で行けない、バイトがあって週に1回しか行けないということになっても、サークルは人数も多いし、そういう人もたくさんいるので、そこまで厳密に毎回参加しなければならないということはないでしょう。
「サークルと部活の掛け持ち」についてもお答えすると、周りにはあまりいませんでした。どこかのサークルに一つ入る、または部活に一つ入って、あとはバイトや授業で時間が埋まってしまいます。稀に文化系サークルを二つ掛け持ちしている人もいましたが、基本的には少ないです。入ることを強制されるわけではないので、自分で興味があるところに行ってみて、良いと思ったら入ればいいですし、入らなくても皆さん楽しく大学生活を送っています。
バイトは週に2~3日くらいやっていたと思います。OさんやIさんもだいたいそのくらいではないでしょうか。
授業は1回生だと1限目がある方が多いのではないかと思います。私の場合は部活が5限目の時間に平日あったので、4限まで授業を受けて5限に部活に行き、その後バイトに行くという、かなり詰め詰めの生活をしていました。
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1回生のうちに教職で取れる科目は5つほどあると思いますが、私の場合は春学期にすべて取ってしまいました。時間割を見ていただくと、紫の部分が教職科目なのですが、これを全て取ると木曜日が6限まで入ってしまい、体力的にかなりしんどいかったです。6限が終わった後に、翌日の金曜日の1限もあると、課題などもあり、木曜日は夜遅くまで作業して、帰宅してご飯を食べると20時頃になり、課題をやっていると深夜1時半頃になってしまうこともありました。
現在教職課程を履修されている方がどれくらい授業を取っているかわかりませんが、焦らずに、教職以外の必修科目とのバランスを見ながら計画することが大切です。春の履修登録時に「何を取ろうか」と考えるだけでなく、秋学期や2回生以降も見据えて、教職は1~4回生まで長期的に取っていくものなので、長い目で見て登録していくことが大事だと思います。体力的にも無理をせず、バイトなどとのバランスも考えながら計画していくといいでしょう。
様々な会社が公務員講座を提供していますので、各社のプランと自分の学習スタイルが合っているかを確認するのが良いと思います。
今回ご紹介しているのは大学生協の公務員講座で、オンデマンドで全ての講義を受講でき、ご自身の都合に合わせて学習をすすめることが可能です。
個人面談などで進路相談のサポートを受けられたり、面接カード(ES)作成や面接練習のサポート、受講生限定の業界研究セミナーin霞が関(省庁見学、任意)もあります。
ぜひ生協の公務員講座も検討材料に入れていただければと思います。
A:
「インターンには1回生のうちから参加した方が良いか」「就活に使いたい資格は何回生までに取得しておいた方が良いか」というご質問。
昨今、就職活動の早期化が言われており、様々な企業でインターンシップが紹介されています。どのような業種や会社に就職するかによっても変わってきますが、インターンシップには多種多様な形式と期間があります。たとえば、1日〜数日の短期インターンは、業界や企業の雰囲気を知る「お試し」として最適です。グループワークを中心に業界理解を深めるものや、企業の説明を聞くことに特化したものもあります。一方で、数週間〜数ヶ月にわたる長期インターンでは、社員の一員として実務経験を積むことができ、その後の選考に直結するケースも少なくありません。
明確に「いつまでに」インターンに参加したり、資格を取得したりしなければならないというルールはありません。 大切なのは、情報をいち早くキャッチして「こういう企業でこういうことをやっているんだな」という知識を得ておくことです。全てのインターンに参加する必要はありませんし、資格に関しても「何回生までに取得しなければならない」ということはないでしょう。先輩たちの話にもあるように、就職先から「卒業までにこの資格を取っておいてください」と指示されて取得するケースも珍しくありません。
ご自身の今後の進路によって、取るべき行動も変わってきます。まずは、気になる業界や企業がどのようなインターンシップを提供しているのか、また、どのような資格が評価される傾向にあるのか、情報収集を怠らず、早めにアンテナを張っておくことをおすすめします。
ちなみに、就職活動で評価されやすい一般的な資格としては、幅広い業界で英語力を証明するTOEICや、ビジネスの基礎知識を示す日商簿記検定、IT分野の基本的な知識を問うITパスポートなどがあります。これらも「必須」ではありませんが、自身のスキルをアピールする上で役立つ可能性があります。
「TOEIC何点ですか?」と率直な質問をいただいています。
Iさん: TOEICは入学前の英語クラス分け用のテストで550点くらい、その後2回目で650点くらいでした。私の点数はおそらく履歴書に書けないレベルかもですが海外に行っています。英語力をアップするのが目的ではなく、純粋に海外を楽しみたいという方であれば、英語ができなくても全然楽しめますよ。TOEICやTOEFLの点数を気にせず、純粋に楽しんでいただければと思います。
Sさん: IさんがTOEICの点数を話してくれたので、私も共有すると、入学時はIさんと同じく550点くらいで、600点に満たないくらいでした。勉強して最高点が750点くらいになりました。Iさんは「履歴書に書けない」とおっしゃいましたが、600点くらいあれば十分大丈夫だと思います。
私の場合は留学というよりも個人的に海外旅行として行きましたが、英語を使うことに不安はありました。勉強ができても実際に使うのとは別問題です。ただ実際に行けば何とかなるものです。今はスマートフォンのGoogle翻訳で音声入力も可能ですし、中国に行った時はこちらが英語で話しても向こうは中国語で返してくるという状況でしたが、身振り手振りや指差しなどで何とか意思疎通ができ、無事に帰国できました。その程度で大丈夫だと思います。
Oさん: 私のTOEICの点数はあまり覚えていませんが、500点くらいだったと思います。特に後から勉強することなく海外に行きました。不安はありましたが、日本でも外国人が日本語を一生懸命話そうとしているのを見ると「何が言いたいのだろう」と聞くと思います。それと同じで、こちらが一生懸命伝えようとしていれば、相手も理解しようとしてくれます。そこでコミュニケーションを通じて「こういう言葉を使えば伝わる」ということが学べました。皆さんが言っているように、不安に思わずに行ってみれば何とかなります。
海外留学については、渡航する国や期間によって料金が大きく変わります。円安の影響もあり、短期だと40万円くらいから、中長期になると200~230万円くらいになることもあります。航空券や保険、現地で使うお金なども様々です。各キャンパスの生協ショップ(衣笠:至徳館ショップ、BKC:リンクショップ、OIC:OIC Shop)に留学パンフレットを置いていますので、ぜひ取りに来て情報収集してください。また、オンラインと対面両方の相談会も行っていますので、ホームページからご予約をお願いいたします。
資格講座についても書籍を取り扱っている生協ショップ(衣笠:存心館ふらっと、BKC:リンクショップ・ユニオンショップ前、OIC:OIC Shop)に各社のパンフレットを置いておりホームページでもご紹介しております。参考になさってください。
先輩からのメッセージ&まとめ




おわりに
「大学生活を計画してみる会」はいかがでしたでしょうか?先輩の話を聞いて、「やりたいこと」という大きな石が決まった、あるいは決まりつつあるのではないかと思います。
細かい部分は今後埋まっていくと思いますので、まずは1回生の夏休み、1回生の終わりの春休み、2回生でやりたいことなど、皆さんの中で「大きな石」、つまり「本当にやりたいこと」を見つけ、その優先順位を決めていきましょう。
ぜひ有意義な大学生活を過ごすための一歩を、今日から踏み出していただければと思います。
立命館生協ではこれからの皆さんの学びと成長を応援しています。