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立命館生協創立50周年をふまえて、2013年5月25日(土)に開催された第87回総代会において、新しい半世紀に向けた立命館生協の「使命」と「2020年ビジョン」を決定いたしました。「使命とビジョン」にもとづく立命館生協づくりにより多くの組合員のみなさんの参加と協同を呼びかけるものです。
「みんな」でつくり、「みんな」でささえる
「みんな」のための立命館生協
協同組合は、共同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすために自発的に手を結んだ人々の自発的な組織です(協同組合のアイデンテイテイに関するICA声明 )。つまり、組合員一人ひとりが、自分たちに共通する「願い」や「思い」を「協同」して実現していくことを目的として存在しています。
「みんな」とは、立命館生協の組合員全てを意味し、立命館に通学または勤務する学園構成員(学生、院生、生徒、教職員、生協職員等)を表しています。立命館生協は協同互助の精神に基づき、組合員一人一票の原則に基づく民主的運営を通じて、「組合員の学園生活の文化的・経済的な状況を改善し、また向上し続けること」を「使命」とします。そのために、立命館生協は組合員一人ひとりの気づきや思いをつむぎ実現していきます。
立命館生協の組合員の多数をしめる学生と生徒は、自立した社会人となるための学びと成長の過程にあります。立命館生協は、学生、生徒の「生きる力」を生協の利用と運営、学生総合共済に代表される組合員相互の「助け合い」を通して「育んでいく」生協を目指します。また生協が組合員個々人の思いを実現する場を設けることによって、人間的な成長を促すようにしていきます。立命館生協は、学びと生活のコミュニテイにおける「共学・協同の体験」を通して、組合員が厳しい現代社会を「生きる力」を育むことを目指します。
インクルーシブとは、日本語で「包摂」「包含」とも言われますが、協同組合の【第1原則】自主的で開かれた民主制では、「協同組合は、性別による、あるいは社会的・人種的・政治的・宗教的な差別を行わないこと」を明確にしています。この視点をあらためて確認した上で、多様な組合員を擁する総合学園の生協として生協の運営や店舗のサービス、とりくみにおいてより一人一人の組合員が尊重され、多様性が受容される生協を目指します。
「使命」を果たし「ビジョン」を実現するうえで、学園、学内パート、学生諸団体との協力、連携を積極的にすすめることで学園の自治を積極的に支える立命館生協を目指します。そして多キャンパス環境の立命館学園では、ひとつひとつのキャンパスが、地域社会と連携、協力して、地域社会における積極的な枠割を果たしていくように役割を発揮していくことを目ざします。
組合員の生活を支え続けるために、健全な経営状態 を確保し続けることを「2020年ビジョン」の「経営指針」とします。そのために生協役員と生協職員は協同組合の学習と教育訓練を重視します。協同組合の価値 を尊重し、「2020年ビジョン」を職務を通じて効果的に実現し、また組合員と共に実現することを目ざします。組合員の願いと要望に応える「心(喜び)」と「技(力量)」を兼ね備えた生協役員、生協職員として立命館生協の信頼を高め続けることを目ざします。
用語解説